本当はこんな記事書きたくないのですが、今後の改善を祈って&このことが風化されないように綴りたいと思います。
それと、勘違いして欲しくないことについても書きたいと思います。
長くなりますし、特に有益な情報もありませんが、良かったら読んでください。
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今回の騒動の流れ
簡単に今回の騒動の主な流れを書くと、以下の通りです。
とあるインフルエンサーが日本化粧品検定協会から来た依頼のDMを晒す(問題集とテキストを献本、2級の無料受験、投稿内容の指示を含む)
↓
それを見た人がスクショしてTwitterでつぶやく
↓
あっという間に拡散され、協会は夜中に謝罪文をTwitterとInstagramに投稿
↓
謝罪と言えない文章に憤慨する人が続出、炎上
上記がもっとも拡散された主な流れですが、それだけではありません。
検定名をぼかしてツイートしている人がいましたが、それにリプライしている某美容家さんが、「私はその二期生です」とリプライしていることから(今はその書き込みは削除されているようです)同一案件と一致。
それからちらほらと「過去に私のところにもきた」などの書き込みも。
「あーあ、やっちゃったな😅」という感じのお粗末な展開です。
なんと第9回から同様のことを行なっていたとのことで、なんだかなぁという感じです。
ちなみに謝罪文は協会HPにも掲載されていました。
が、1発目が協会のSNS。
SNSで炎上したのにSNSで謝罪すんなや!笑
と、さすがに思いましたが(笑)
何が問題だったのか
今回の騒動の問題点としては大きく3つ。
PR表記なしに検定受験料の免除と書籍の献本をしたこと
まず1つ目の問題は一部のインスタグラマー、インフルエンサーの方へ、日本化粧品検定2級の無料招待・問題集、書籍の献本が行われていたことです。
さらに、それはPR表記がなく、あたかもインスタグラマー、インフルエンサーの方が自発的に購入し自発的に受験したかのように投稿されていました。
2級の受験費用は6,600円(税込)
2級・3級の検定公式テキストは1,870円(税込)
対策問題集は1,760円(税込)
合計 10,230円(税込)
たかだか1万円くらいなんですけど、今回の争点は「影響力のある人はタダで受けられてズルイ!金返せ!」ってとこではないんですよ。
協会は、今回の騒動に対し、以下のようなコメントを出しています。
当協会は「化粧品の正しい知識を普及する」ことを理念として事業を行ってまいりました。おかげさまでたくさんの方々に日本化粧品検定を学んでいただき、少しずつではありますが、正しい知識を持つ方、正しい知識を得るために学習される方が増えてきていると実感しております。
しかしながら、まだまだ中には間違った情報を発信される方も残念ながらいらっしゃることも事実です。間違った情報が拡散される度に悔しい思いをしてきました。
SNSで影響力のある方には正しい知識を身に付けて欲しいという考えのもと、当協会の理念の実現のため、一部の方には受験のご招待の案内を差し上げておりました。
ここが、ん?となるところなんですよね。
当協会の理念実現のためなら無料招待があっていいってことですか??と。
正しい知識を身につけて欲しいだけなら、別に本だけでも良いのでは?と思うのが個人的な意見です。というより、同じ1万円ほどなら協会会員になってくださいと言えば良いのでは?と思います。年会費だって1万円かかるんだし、初年度無料だとしても翌年以降継続してもらえればその分収益になりますし。
また、検定や資格というものは本来は自発的に受験・取得するものだと思っています。なので、このように依頼されて受験するのは違うのではないかなと思います。
そして何よりこのコメントをみたときに、今回依頼を受けた方々は「自分が間違っている知識を発信しているとでも思ったのか!」と思わないのかな…とも思いました。やっつけの謝罪文感があり、大変残念です。
また、改めて代表からのコメントがありましたが(会員限定のようですが)、2級だけでなく他の級、資格に関しても優遇が行われていたことが判明しています。
マーケティング・広報活動の失敗、としかいえない気がしますね。
依頼内容に投稿の指示がある
2つ目の問題点は依頼時に投稿を指示していることです。
・教材を受け取ったときに「挑戦します!」または「勉強しています!」と発信
・合格したときに、「合格しました!」と発信
ここまではまあわかるんですけど、(拡散して欲しい、広めて欲しいからでしょう)「計2回アップしてください」と具体的に回数を指示しているところなんですよね。
ここも合否の不正が疑われ、炎上した原因なのではないかと感じます。
合格もしてないのに、2回もアップを約束できませんよね😅
そもそも化粧品検定自体、テスト問題の持ち帰り禁止・点数開示なしで合否のみ通知という結果が来るまでわからない検定です。
例えば私が過去に受けた秘書検定は化粧品検定と同じく民間試験ですが、試験問題を持ち帰れますし、模範解答が公開されますので自分がどのくらい合っているかを確認することはできます。
日商簿記の例でいうと点数は本人にのみ受験した商工会議所で合計点を知ることができます。
正しい知識を広めたいという割には、実際の試験問題でどこが合っていてどこが間違っていたかは教えないんだ…という矛盾しているところはありますよね。
それこそ間違って覚えていても合格してしまえば「正しい知識を持っている」となるのでしょうか?と言いたくなります。
だからインフルエンサーが依頼を受けて受験した際、明らかに合格点に到達していなかったとしても、「合格しました!」と投稿してもらうために合格させている可能性を疑われてしまう、というのはもっともだと思います。
協会は
不正は行わないこと、 参加される方は他の受験者のみなさまと同様にしっかり学習をしていただく必要があることはお伝えしておりました
とコメントを出していますが、点数開示・回答開示がされない以上不正を疑われるのは致し方ないことだと感じています。(改めて代表からは不正は一切行なっていないとコメントしていますが)
インフルエンサーに直接依頼をするリスクへの甘さ
3つ目の問題点はリスク管理の点です。
以前、あるフォロワーが依頼を受けた案件を疑問に思い、報酬が記載されたDMのスクリーンショットが晒したことにより炎上した事案がありました。
そうなる可能性がある、ということを協会側はリスクとして捉えていなかったのか?という点です。
特にインフルエンサーは必ずしも全員が良心をもってるわけではないと思いますし、インフルエンサー同士で例えば「こんな依頼が来た」と晒しあってたとしたらどこかから漏れてもおかしくないのです。
素人に依頼するときのリスク意識が協会には足りなかったのではないか?と感じます。
インフルエンサーに依頼するときはいきなり案件を全て書くのではなく、温度感とかこの人は信頼できるかとかをしっかり見極めてから依頼しないと危険だと改めて感じました。。。
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勘違いしてほしくないこと
色々書いてきましたが、勘違いして欲しくないことは2つ。
まず1つは、SNSに合格した旨を投稿している人全てがステマに協力したと思わないでほしい、ということです。
合格証書の写真がインスタ等にたくさん上がっているのは、合格証書をインスタにあげるキャンペーンがあるからです。
このキャンペーンは一部の人だけでなく検定を受けた人は全員が知っているものです。
もちろん私もしっかり勉強して自費で取得し、合格証書のキャンペーンには参加させていただきました。
2つ目は、検定自体は悪いものではないということです。
もちろん私は一般人ですし、SNSのフォロワーはそんなに多いわけでもないですから、影響力はありません。
私が検定を受験したのは正しい知識を身につけているということを客観的に証明できるものが欲しいと思ったからです。
検定を受験してなくて本で知識を身につけた、と豪語したとしても客観的に証明してもらえるものは何もありません。
ましてや私のように美容業界でもなんでもない人間がそういったところで、「だから何?」って感じだと思うんですよ。
だからこそ客観的に証明してもらえるものが欲しかったのです。
今回のこの騒動を機に、化粧品検定持ってますって言われてもあのステマの検定でしょ〜とか、合否がブラックボックスになってるからその合格だって不正なんじゃないの?と思われることが嫌だなと思います。
とはいえ身につけた知識は決して無駄なものではないと感じていますので、私は受験したことを後悔はしていません。
検定自体は悪くないと思っています。
今回悪かったのはあくまでも「日本化粧品検定協会」です。
検定で勉強したことは新たな発見も多かったですし、今後の生活にも役立つと感じました。
テキストはボロボロになるまで使ったし勉強しました。泣
今後について
私は先日コスメコンシェルジュの資格も申し込みまして課題を提出したので来月にはコンシェルジュに認定される予定です。
こんなタイミングで…という感じではありますが(笑)
とりあえず1年間は様子見て、あまりにも費用対効果が悪いと感じたら更新しないでもいいかなと感じています。
協会は今回の簡単な謝罪文だけではなく、経緯と再発防止策をしっかりまとめて発表していただきたいものですね😅!
代表の口からこの件に関しては随時情報公開するとおっしゃってましたし。
<追記>
協会HPに謝罪文と今回の経緯と再発防止についてコメントが出てましたね。
「一部の方への日本化粧品検定無料招待企画」に関する経緯報告と今後の対応について
https://cosme-ken.org/wp/wp-content/uploads/2020/02/release20200220.pdf
経緯文についてはなんだかやっつけというかこんなものか、というのが正直な感想です。経緯ってもっといつ何をしたかを明らかにするものじゃないのでしょうか。
リクナビDNPフォローの経緯説明文の方がまだマシな気がする。
<さらに追記>
倫理員会の立ち上げについて更新されていました。
https://cosme-ken.org/wp/wp-content/uploads/2020/03/release20200302.pdf
SNS炎上の正しい対応方法の専門家的な人も入っているので、再発防止に努めてほしいですね。
さらにいえば高額すぎる年会費や受験料等も見直していただき、しっかり収支報告と事業報告を会員向けに隠さず発信してもらいたいと思います。
そして声を大にして言っておきたいのは、
私は本当に自分でおすすめできる・良いと思った製品しかブログで紹介しません。
ということです。
それは検定関連の記事もそうですし、今までブログで取り上げてきている製品たちは色々と試した中でもやっぱり良かった!という製品を中心に紹介しています。
PRや提供、モニター品の場合は、必ずその旨を書きますし、感想も率直な感想を述べていきたいと考えています。
その辺を勘違いせず、ご理解いただけると嬉しいです。
▼合格の報告記事
▼勉強法も良かったらご参考ください。
* * *
真面目な話をしてしまった…笑
最後までお読みいただきありがとうございました!
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